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レトロポゾンは哺乳類の脳進化を促した?!

11/17のエントリー:レトロポゾンこそ人類進化の鍵かもしれない! [1] で紹介されている、いまからおよそ4,000万~5,000万年前の「レトロトランスポジションの大爆発」、興味深いですね
サル・人類の進化、共認機能の獲得に関わっているかもしれません

今日は、レトロポゾンと生物進化の観点から関連する情報を紹介します。

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■哺乳類の脳を生み出した遺伝情報
※現代用語の基礎知識2009(自由国民社)より引用

東京工業大学の岡田典弘教授を中心とするグループは、レトロポゾンの遺伝情報を手掛かりにさまざまな動物のゲノムを調べ、哺乳類だけで脳組織の発達を促す役割を担っている特定のレトロポゾンが存在することを突き止め、2008年3月のアメリカ科学アカデミー紀要において発表した。

このレトロポゾンは、哺乳類特有の感覚器官に反応する脳組織にあり、レトロポゾンが入り込むことでゲノム上の領域が刺激され、脳組織の位置などを決める遺伝子が活性化されることもわかった。

このレトロポゾンは、約4億年前に脊椎動物のゲノムに入り、約2億年前、哺乳類が誕生したときに上記のような機能を獲得したものと見積もられている。

レトロポゾンと哺乳類→サル→人類の進化 ・・・興味深いテーマですね! 🙄

※トランスポゾン、レトロポゾンは、なんとなくランダムに起こっているようなイメージがありますが、たぶん(直感ですが)そうではなく、「ストレス(外圧)からトランジション(点突然変異)へのしくみ」 [5]にもあるように、何らかの外圧が契機となっている可能性が高いのではないでしょうか。

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