こんにちは 
最近、当ブログでの生物史の追求
に加わらせてもらったyukieです 
今日は、昨日の記事 変異転写の仕組み(仮説の中間整理) [1] の中の仮説
>★体細胞の変異情報は生殖細胞(精子)にどのように伝えられるのか?
(精子の育て役と言われるセルトリ細胞がその役割を担っているのでは?) <
に登場する 『セルトリ細胞』 について調べてみました 
実はこのセルトリ細胞…
なんと精子の 乳母 らしいのです!!

図はWapedia セルトリ細胞 [2]からお借りしました。
(
図で言うと、
がセルトリ細胞にあたります)
詳しくは ぽちっ
と押していただいてから、続きへどうぞ 
[3]
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[5]
いつもありがとうございます 
セルトリ細胞については、このブログ内でも 精子や卵子と体細胞との違い? [6] で登場しています。この記事内で、精子の作られ方についても詳しく説明されています 
順番に言うと、精子が出来るまでに
精源細胞→第一次精母細胞→第二次精母細胞→精娘細胞→精子
という過程を経るわけです。
それが上の図の
から
までの細胞ですね。(
は基底膜と言います)
ここでのセルトリ細胞の役割をまとめてみると…
①精細胞を支える
②精細胞への栄養供給
③いろいろなタンパク質やホルモンの分泌
④精子の出発を助ける ウィキペディア [7]参照
他にも、体細胞が精子を異物として攻撃しないようにしたりとか、細菌から守ったりとか…
とにかく、いろんなことをして精子を助けているみたいなんですね~ 
これぞ 乳母 ですよね 
そんなセルトリ細胞ですから、もちろんセルトリ細胞がダメージを受けると精子にも影響があります ![]()
リンク [8] によると、ビタミンA(VAと表記)の欠乏による精子形成障害について調べてみると
>VA欠乏とその後のVA添加によって、セルトリ細胞の機能が影響を受けていることが明らかとなった。一般にVA欠乏による精子形成障害の作用点は生殖細胞であると考えられてきたが、体細胞を介した間接的な影響を考える必要がある。<
う~ん なるほど~ 
また上に挙げた役割の③にあるように、精子形成に欠かせないタンパク質やホルモンも分泌しているらしい…
そこで、興味深い記事がありました 🙄
>本研究により精巣におけるGATA-1発現細胞がセルトリ細胞であり、その分化段階のみならず、精子形成周期にも特異的な転写制御を行っていることが示唆された< リンク [9]より引用
なに
!と直感的に感じる記事ですが、分からない単語もたくさん… 
ちょっと説明すると、GATA-1 というのは
(http://en.wikipedia.org/wiki/GATA1 [10]よりお借りしました)

こんなんで、赤血球を作るのに関係する、転写因子の一つです。
転写因子とは…
>転写-RNAポリメラーゼによってDNAをmRNAにコピーすること<
>因子-特定の生化学反応や身体過程に係わる物質。例えばタンパク質など<
ウィキペディア 転写因子 [11]参照
つまり、DNA増幅のためにDNAのコピーを行う時に必要なものなのですね、転写因子って。だからこそ…
このブログでも何度も出てきているmRNAなどの遺伝物質がセルトリ細胞に関わっていそう!
しかも、セルトリ細胞と精細胞間ではタンパク質のやり取りをしている
!!
ってことは、変異転写に関わるタンパク質やそれに似た物質も行き来しているのでは
!?
……やはり、
セルトリ細胞が何らかの形で精子に変異情報を伝えている
可能性は高そうですね 
まだ詳細はハッキリしませんが、この方向でもう少し追求してみたいと思います。
また何かわかりましたら、ご報告いたします 😉