お久しぶりです。最近は「免疫」について調べておりますarincoです。本日は、分泌の起源について面白い説を発見しましたので紹介します。題して
「排泄から分泌へ」
排泄から分泌??と思った方、ぽちっと押して続きをどうぞ。
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さて、「排泄から分泌」説ですが、安保徹という方がおっしゃっています。(もしかしたら他の方も言っているのかも。知っている方教えてください)
彼は単細胞生物の「排泄」も多細胞生物に進化した後の「分泌」も「出す」という事で共通しているという所に目をつけています。
さらに「排泄」と「分泌」にはもう一つ興味深い共通点があるのです。それは、「排泄」も「分泌」も自律神経の中の「副交感神経」に支配されているというのです。
「副交感神経」は、休息とリラックスの際優位になるといわれています。
要するに「出す」という行為自体も同じだし、そもそも同じリラックス状態で行われる行為だと。そういう事ですね。 😀
これらの事から
「分泌は排泄現象が進化・複雑化したものである」という事が導き出されるわけです。
そもそも単細胞生物は、色々な機能を一個の細胞で「兼務」していた生物です。元々未分化のものが進化していくにつれ役割に特化していくわけですから、この説も言われて見れば納得です。
今日我々の身体の中で重要な役割を果たしている「分泌」が「排泄」から始まっていたとはびっくりですよね。
参考文献 未来免疫学 あなたは「顆粒球型人間」か「リンパ球人間」か 安保徹