- 生物史から、自然の摂理を読み解く - http://www.seibutsushi.net/blog -

食べ過ぎだから免疫力が低下し病気になる

Posted By yoriya On 2007年9月25日 @ 8:00 PM In 未分類 | No Comments

tanoさんの「食生活が肉体を破壊する仕組み」に続けてみたいと思います。

そもそも何を食べてもその食べ方に問題があるのではないでしょうか・・・という疑問に向かうのです。

『食生活が肉体を破壊する仕組み(消化器官編)』 [1]より

確かに、何を食べるかによっても人体に対する影響も違ってくるようですが、それ以前に、そもそも食べ過ぎているのではないのでしょうか?

初期猿人は、主に植物の地下茎や根を食べていたと言われています。圧倒的な弱者であったが故に、地上でまともな食料を得られない。このため、他の動物が食べない植物の根を食料としたと言うのです。
300万年前頃のパラントロプスの歯の表面には無数の小さな傷があり、これは、彼らが砂の付いた地下茎を掘り出してそのまま食べていたことを示すと考えられています。

また、石器を使用するようになると、人類は肉食の割合が増えます。ただし、肉食といってもいわゆる「死肉あさり」で、他の動物が食べ残した骨を拾ってきて、それをたたき割り、骨髄をすすっていたとされています。

つまり、現在のような豪華な食生活が可能になったのはここ数十年のことであり、本来、人類の歴史は飢えの上に成り立っていたと言っても過言ではないように思います。

『現代人は「食べすぎ」である』ということが、るいネットでも取り上げられていましたので紹介してみたいと思います。
その前にポチっとお願いします

にほんブログ村 科学ブログへ  [2] [3]

(中略)人類も、その300万年の歴史のうち、299万年9900年以上は飢餓と背中合わせに過ごしてきたといってよい。(中略)人間の60兆個の細胞はほぼ100パーセント、そのエネルギー源を糖にたよっている。よって血糖が低下したときの低血糖発作(イライラ、不安、ふるえ、失神)は存在するが、低タンパク発作や低脂肪発作などは存在しないわけだ。

飢餓、空腹で血糖が低下したときに、血糖を上昇させるように働くホルモンは、グルカゴン、サイロキシン、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾール・・等々、10種類近く存在しているが、食べすぎて血糖が上昇したときに、それを低下させるホルモンはインスリンしかない。このことにより、人類は、空腹には慣れており、食物がないときに生命を永らえる術を悉知しているが、満腹=栄養過剰になったときには、どう対処したらよいかわからないため、糖尿病、高血脂症、脂肪肝、高尿酸血症、高体重などの「高」のつく栄養過剰病=生活習慣病に陥っているといってよい。

生命を守り、健康を維持し、病気にかかった場合、それを治す力を免疫力(文字どおり、疫=病気を免れる力)というが、この免疫力も、人類の歴史上、はじめて経験する「飽食」=栄養過剰によって、低下・減衰しているのである。

『現代人は「食べすぎ」である2~人類は飢餓の歴史。空腹と免疫力の関係~』 [4]より
引用元;石原結実著「病気を治す食べ方、食べ物」

つまり、人類の場合は、満腹すると白血球の力、貪食力・殺菌力が低下して免疫力が落ちるというものです。
また、逆に空腹になると白血球の貪食力・殺菌力は高まると言われています。

これは野生動物なども同じで、彼らは病気や怪我のとき、食を絶ち、じっと動かず病気や怪我を治すことがあります。

乱暴かもしれないが、人間の免疫力は白血球の力だという。白血球はその一つ一つが単細胞生物で血液の栄養を食べて生活し意志を持っているのだというのだ。

人間が満腹になると血液状態が良くなり白血球の栄養状態も良くなって処理能力が落ちるという。面白い比喩だが、ライオンが獲物を倒して満腹になるとゴロリと横になって目の前を獲物が通っても見向きもしないのに似ているという。糖尿病でよく免疫力が落ちるのも白血球がたらふく餌を食べた状態の結果だそうだ。これまたその通りと思うがなるほどメタポリックシンドロームはすべてがここから始まるのかもしれない。なるほどと思った。

逆に空腹になると細菌処理やアレルゲン、ガン細胞などを処理する力が大きくなるのだそうだ。種々病気になると食欲が低下するのは白血球の力を増して免疫力を上げるための本能のなせる技だ。

このことは、感染症の時に体力をつけるために無理に食べさせるというのはかえって免疫力を落とすことにつながるという事を間接的に証明していることになる。動物の一員である我々人間も日頃から腹八分目が病気の予防や治療の原動力にあるということを認識するべきだということなのだそうだ。非常に分かりやすいと言うよりより示唆に富んだ記事だった。

医療と健康『免疫力と日本人[雑感]』 [5]より

また、アトピーや喘息、花粉症を引き起こしている原因としても、満腹(貧困の消滅)→えさ取り不要(交感神経が不活性化)→『恒常的』に副交感神経優位→リンパ球過剰があげられています。(参考;『貧困の消滅と、免疫機能の不全』 [6]より)

以上のことから分かるのは、満腹になると免疫力が低下するなど様々な問題を抱えていると言うことです。人類が歩んできた歴史と見てもこれほど食が満たされたことはなく(食べ残しや食料を捨てるということも含めて)、その点においては異常な事態であるとも言えます。

人類の99%は飢餓の歴史。その逆境が身体の免疫力を維持して来たのです。
食事内容の改善も必要ですが、その前に食事を減らすことが人体にとっても自然にとっても摂理に則ったことであると言えます。

by 村田頼哉


Article printed from 生物史から、自然の摂理を読み解く: http://www.seibutsushi.net/blog

URL to article: http://www.seibutsushi.net/blog/2007/09/293.html

URLs in this post:

[1] 『食生活が肉体を破壊する仕組み(消化器官編)』: http://www.biological-j.net/blog/2007/09/000292.html

[2] Image: http://science.blogmura.com/in/073660.html

[3] Image: http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92199

[4] 『現代人は「食べすぎ」である2~人類は飢餓の歴史。空腹と免疫力の関係~』: http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=157132

[5] 医療と健康『免疫力と日本人[雑感]』: http://blog.so-net.ne.jp/medi_rmk_ems/archive/20060519

[6] 『貧困の消滅と、免疫機能の不全』: http://www.biological-j.net/blog/2007/01/000126.html

Copyright © 2014 生物史から、自然の摂理を読み解く. All rights reserved.