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「変異」と「安定」を実現する相同染色体

Posted By arinco On 2007年9月13日 @ 8:55 PM In 未分類 | 2 Comments

  こんばんわ。nannnokiさんが2日前に「安定と変異を兼ね備えた「性染色体」と「免疫細胞」の関係」というエントリーと投稿してくれていますが、本日もテーマは「安定」「変異」でございます。
進化の歴史は適応の歴史。そして「安定」「変異」の両立の歴史でもあるわけで。
今回の主役は相同染色体です。
相同染色体って???と思った方、ぽちぽちぽちとしてから続きをどーぞ。
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 さて、相同染色体ですが、るいネットに興味深い投稿があったので今回はそれをベースに紹介します。http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=160792
 皆さん染色体はご存知ですよね。人間の細胞一つの中には、46本の染色体が存在し、それぞれがペアを組んでいます。つまり23本(22本+性染色体)あるわけです。人の遺伝子サイズは約30億塩基対といわれていますから、一本あたりに6000万塩基対も格納しているわけです。
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 ウィキペディアより拝借
このペアの染色体。実は一本は父ちゃん、もう一本は母ちゃんに由来する染色体で、このぺアの染色体のことを相同染色体と呼んでいるのです。
しかし、実感するところですがまったく一緒の遺伝子が子供に受け継がれるわけではありません。その理由は

精子・卵子をつくる減数分裂の際に、相同染色体同志の交叉・組み換えが起こるからだ。ヒトの場合、交叉が起こる確率は性別で異なっており、1つの精子がつくられる際に平均26.5回、1つの卵子がつくられる際に平均39回とされている。交叉は以前はランダムに起こると考えられていたが、現在では“ホットスポット”と呼ばれる、頻繁に組み換えが起こる場所の存在が知られている。

とあるように細胞が減数分裂する際に相同染色体同士で部分的な組み換えが行われているのです。一回あたり多くても平均39回ですから、6000万塩基対のうち39個が組み変わることになります。
6000万分の39という小さな組み換えですがこのように微妙に変化させることで外圧に適応する為の「変異」とそうは行っても基盤となる「安定」が生み出されているのだと思います。
 さらには、ペアになっている理由もそれだけではないらしいのです。実は体細胞において一方の染色体のDNA二本鎖が二本共破損してしまった場合、片方の染色体がDNAの修復を行うのです。
ここでも「変異」「安定」が機能しています。
安定だけでは適応できないし、変異するだけでも適応できないのでしょう。
「安定」があって「変異」がある。そして、変異があって安定も活きる。
扱っているのは染色体なのに、まるで現代の組織論でも通用しそうですよね。それだけ普遍的なことなのでしょう。「安定」と「変異」は。
相同染色体の結晶である僕達は染色体に恥じぬよう
常に安定と変異を両立させていきたいですね。


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