●プルガトリウスの想像図
※画像引用元:「ヒトはどうやって誕生した?」(NHK高校講座「理科総合A・B」) [1]
今日は、現在知られている最も古い霊長類、プルガトリウスの紹介です
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霊長類の進化は約6500万年前、白亜紀(1.45億~6,500万年前)の終わりから暁新世(6500~5300万年前)の頃に始まったと考えられています。
その最初期、霊長類の共通祖先と言われているのが、このプルガトリウス。
(ただし、本当に霊長類の祖先と言えるか否かはまだ決着がついていない模様ですが)
体長は10cmほど。
復元した見かけはモグラにもネズミにも似ていますが。(現在の食虫目の哺乳類、トガリネズミに似ています)、系統的にはネズミとは異なり、サルにつながるものです。鼻づらが長く、44本の歯(左右の上下顎骨それぞれに3本の門歯、1本の犬歯、4本の小臼歯、3本の大臼歯)を持ち、霊長類の特徴を備えています。
●暁新世の原猿類の分布(当時のヨーロッパとアメリカはひとつの大陸をなしていた)
※画像引用元:「人類の起源」フィオレンツォ・ファッキーニ 株式会社同朋舎出版 1993年7月発行
ちなみに、プルガトリウスという名前の由来は、その発見場所にちなんでいます。北アメリカのモンタナ州のある地方で、そこは化石の発掘作業がとても困難な場所であったため「煉獄の丘(プルガトリー・ヒル)」と呼ばれていたそうです。
●プルガトリウスのカギ爪
※画像引用元:「ヒトはどうやって誕生した?」(NHK高校講座「理科総合A・B」) [5]
プルガトリウスは、するどいカギ爪を使って、木の上に登ることができました。
そこで昆虫や果物を食べていたと考えられています。
そして、このプルガトリウスから進化したのが、今のサルだといわれているのです 😀
つづきはまた明日。。。