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性淘汰と性闘争本能

Posted By yoriya On 2007年4月25日 @ 11:00 PM In ①進化・適応の原理 | 1 Comment

性闘争を理解するために、ダーウィンの性淘汰に立ち戻って考えてみたいと思います

ダーウィンが1871年『人類の起源』で展開しているのが性淘汰の理論である。

性淘汰(せいとうた)は、異性をめぐる闘いを通じてある形質が進化して行く現象である。クジャクやシカのように雌雄で著しく色彩や形態・生態が異なる動物について、その進化を説明するためにチャールズ・ダーウィンが提唱した。



一つの種に於いて、ある性(殆どの場合は雌)の個体数や交尾の機会はもう一方の性よりも少ない。それゆえ、交尾をめぐる個体間の争いが進化をもたらす。



性淘汰は、自然淘汰(生態系に於けるニッチ獲得をめぐる争い)とは異なる。自然淘汰は性別・年齢を問わず、個体の全体的な状態によってもたらされるからであり、また性淘汰によって進化した形質の多くは装飾的であまり実用的な物ではない。ただし、性淘汰を自然淘汰に含める事もある。

(『ウィキペディア(Wikipedia)』;性淘汰 [1]より)



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性淘汰の理論は以下の2つに分かれています。





同性の間で、異性を巡る競争を行うため、より優れた武器(角や牙など)をもつ方が勝って交尾をし、子孫を残すことによってその武器が進化するような同性間淘汰(雄-雄闘争)
配偶者が異性を選ぶ際に選択が起き、配偶者(主として雌)がより顕著な形質を持つ交尾相手(雄)を選択することによって進化する異性間淘汰(配偶者選択)

同上 [1]



一方、性闘争は

メスの獲得を巡るオス同士の闘い。オスはメスを手に入れる為には、メスが安全に出産・子育てする為の縄張りを確保しなければならず、従って縄張り闘争も闘わなければならない。性闘争本能はすべての動物に備わっているが、とりわけ哺乳類は、淘汰適応の必要から、性闘争本能をとことん強化した動物である。

(るいネット;性闘争 [5]より)

上記でも分かるように、性淘汰と性闘争は同一の概念ではありません。



性淘汰には異種間淘汰というものが含まれるが、おそらく、これはその種が環境に一定適応できるようになった以降の進化であったように思われます(哺乳類にあるのかどうかはあやしい )。

その時点で最も適応できていない、周囲に比べて著しく立ち後れた生物ほど次の次元の新機能を獲得することにより複雑化・高度化してきた。

もっとも強い不全を抱えた生物がもっとも進化(新しい機能を獲得)した [6]より

まずは種の保存が最先端課題となります。そういった意味において、環境に適しているか否か(生死)が問われており、縄張りを確保できる(できた)種が適応できたと考えられます。

従って、縄張りを確保できたものが強者であり、適者ということになります。



つまり、共に雌雄分化以降の理論であるが、とりわけ哺乳類への進化(適応)をみるにあたっては、性淘汰という曖昧な理論ではなく、哺乳類の特徴である胎内保育と産後保護を包摂し、かつ、より適応度の高い種を残すという意味合いの強い『性闘争(本能)』の理論が適しているように思われます。


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[1] 性淘汰: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E6%B7%98%E6%B1%B0

[2] Image: http://blog.with2.net/link.php?160642

[3] Image: http://science.blogmura.com/in/073660.html

[4] Image: http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92199

[5] 性闘争: http://www.rui.jp/ruinet.html?i=400&t=2

[6] もっとも強い不全を抱えた生物がもっとも進化(新しい機能を獲得)した: http://www.biological-j.net/blog/2006/07/000102.html#more

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