- 生物史から、自然の摂理を読み解く - http://www.seibutsushi.net/blog -

生命の探求は、みんなの課題!

みなさんこんちわ、エギゲンです。
気づけば、もう大晦日。今年の一年もあっという間でしたねー。
それにしてもこの一年、様々なことが起きました。そのような中、毎年注目している今年の世相を表す漢字はすばり「命」。長引く戦争や紛争、相次ぐ自殺・いじめ問題。一つしかない命の重み、大切さを伝えたいとの理由で選ばれたそうです。
このみんなの手で作られたブログを通し、改めて生命の不思議やその背景に連綿と紡がれている構造を勉強させてもらいました。来年への展望も踏まえ改めてこの命というテーマを考えてみました。 🙄
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「命」。
自然界において、生命というものは単体で存在できません。
「生きている」、つまり何かとつながっている状態をさししめした言葉が命ではないでしょうか。

当たり前すぎることですが、人間関係の希薄化がとりだたされている現代社会の問題(いじめ・ニート・・・etc)にも通じる視点だと思います。)
自然界において生物とは、その環境のほとんどを形成し、その命の循環を通し全ての環境は出逢い形づくられています。
単一の個体ではなく、相互に関係性をもった個体群としてとらえた姿が現実ではないでしょうか。
ゲーテの残した言葉の一つに「人工的なものは閉鎖した空間を必要とするが、自然にとっては全宇宙と言えども十分ではない」というものがあります。
改めて、生命、人類においては脳の進化(共認機能=生きている:つながる)といものは、ある特定の人工的に作られた閉鎖空間(集団)内で研究するのではなく、より社会に開かれた・つながれた形で探求されていくことが最も自然な姿だとおもいます。このブログに参加しされているみなさんの投稿からも、ビシビシそれを感じます。

今、人々の中に必要な認識として、ただ単純に命は大事・大切として訴えるのではなく、自身の中に宿る命との背景には、生命誕生以来に続く生命の歴史があり、これからも未来の生命つながっていくという事実(原点)に気づいて欲しいという思いがあります。
その切なる願いが実現するためにも、来年からもこのbiological-journal応援して頂けますよう、皆様よろしくお願いします。
それでは良いお年をー!。

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