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5億年前の卵の化石、「ガラス状」で発見…中国

おひさしぶりです。雅無乱 [1]です。
原始的な無脊椎動物が泳ぎまわっていた時代の「卵」が、珍しい保存状態で見つかったそうです。
sanyoucyu1.jpg [2]
画像はここから↓(三葉虫の化石)
http://www.wink.ac/~ogaoga/seimei2.html [3]

5億年前の卵の化石、「ガラス状」で発見…中国
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061225i405.htm?from=main4 [4]
(2006年12月25日14時39分 読売新聞)
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以下、読売新聞のサイトより引用。

 中国・貴州省の約5億1000万~5億年前(古生代カンブリア紀)の地層から、ガラスやオパールと同様の珪酸(けいさん)質に変化した卵化石が初めて見つかった。地中の鉱物の作用で成分が変わったとみられる。
 丸い形が完全に保存されているだけでなく、エックス線撮影で、細胞分裂した直後の胚(はい)まで確認できた。珪化によって細部まで構造が守られたと推定される。
 米オハイオ州立大や中国貴州大の研究チームが米地質学会誌12月号に発表した。
 研究チームによると、卵は直径0・5~0・9ミリほどで77個が確認された。珪酸分を多く含む細粒の岩石に封じ込められていた。
 当時は、魚類などの脊椎(せきつい)動物が出現する前で、ようやく原始的な無脊椎生物が海の中で繁栄を始めたころ。この時期の生物は現在の生物と異なるものが多く、断定はできないが、卵の大きさや胚の細胞分裂の様子から、ウニなどの仲間に似ているという。
 大昔の樹木が周囲の火山灰層などに含まれる珪酸を取り込んでできた「珪化木」は、世界中で知られているが、研究チームは、固い殻を持たない無脊椎動物の「珪化卵」は例がないとしている。

77個もの卵の、卵割の状態などを観察することができたら、かなり新しい事実がたくさん分かるのではないか!
しかも、5億年前といえば、あの変な生物がうようよいたというカンブリア紀のあたり。
非常に楽しみですね! 😀

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