- 生物史から、自然の摂理を読み解く - http://www.seibutsushi.net/blog -

本能を超えた新しい機能(共感機能)の獲得②

Posted By marlboro On 2006年11月25日 @ 6:20 PM In 4)サルから人類へ…,②シリーズ“祖先の物語” | 4 Comments

~共感機能を獲得するまでの経緯~
縄張り争いに負けた猿は、当然一匹ではなく、縄張り境界線上に何匹か存在しています。
それら縄張りを持たない敗者たちが、互いに身を寄せ合うようになってくるのです。 (依存収束)
%E7%84%A1%E9%A1%8C.bmp
 <獄谷温泉の猿>
注:写真の猿は縄張り争いに負けた猿ではありませんが、一箇所に集まって身を寄せ合う習性をもつ猿の事例としてUPしています。

お互い共通の不全課題を抱えて依存収束した負け猿たちは、依存し合う中から、「どうする?」⇒「どうにかならないか?」と可能性を相手に求め、互いに相手に期待収束してゆきます。

依存収束⇒期待収束し、互いに相手を『注視』し続ける内に、遂に相手も同じく依存し期待している事を発見し(探り当て)、互いに相手の課題=期待を自己の課題=期待と同一視して理解し合うに至ります。

自分以外は全て敵で、かつ怯え切っていた原猿弱者にとって、「相手も同じく自分に依存し、期待しているんだ」という事を共有できた意味はとてつもなく大きく、相手に深い安心感を与え、互いの不全感をかなり和らげることが出来ました。

この辺の感覚は、現代人である私達も実感できるところだと思います (同じ境遇の人を見たり、話しをするだけで、ちょっと安心する :-) って感覚ですね。)

次に進む前にポッチっとお願いします。

ブログランキング・人気ブログランキングへ [1]
にほんブログ村 科学ブログへ [2]
[3]


この様ににして、本能ではどうすることもできなかった不全感を解消する為に、相手の課題や期待を自己のそれと重ね合わせ、同一視することによって充足を得る回路=共感機能を獲得するに至ったのです。

この安心感+が、相手+⇒仲間+共感を形成し、原猿たちは不全感の更なる揚棄を求めて、より強い充足感を与える(=得る)ことのできる親和行為(スキンシップなど)に収束していきます。

そこでは、相手の期待に応えることが、自己の期待を充足してもらうことと重ね合わされ同一視されている。

相手の期待に応え充足を与えることは、相手に期待し充足を得ることと表裏一体となります。

共感の生命は、相手(=自分)の期待

に応望することによって充足を得ること。

これが、共感の真髄!!なのです。

→こうして、不全感に苛まれ本能が混濁した負け猿たちは、その唯一の開かれた可能性=共感機能の獲得⇒共感充足へと収束することによって、はじめて意識を統合することができました。 :o
もちろん、この共感回路は、現代人(人類)にも脈々と受け継がれています。 感動ものですね

このような事実を捉えていくと、相手を注視するには、表情(目)が重要 だということがよ~くわかります。

原猿から真猿に進化する際、目の位置が横から正面に変わっていったのも、共感回路の獲得→相手の表情(目)を見る必要があったと捉えれば、合点がいきますねっ!!

共感機能を得た後、まだまだ、猿の進化は続くのですが、今日は一旦ここまでとします。

以上、やっさんがお送りしました。


Article printed from 生物史から、自然の摂理を読み解く: http://www.seibutsushi.net/blog

URL to article: http://www.seibutsushi.net/blog/2006/11/70.html

URLs in this post:

[1] Image: http://blog.with2.net/link.php?160642

[2] Image: http://science.blogmura.com/in/073660.html

[3] Image: http://blogranking.fc2.com/in.php?id=92199

Copyright © 2014 生物史から、自然の摂理を読み解く. All rights reserved.